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税理士事務所の業務改善の進め方5ステップ|どこから自動化するべきか

公開日:2026年8月7日 | しごとAX株式会社

「業務改善をしたいが、何から手をつければいいか分からない」——税理士法人・会計事務所からよくいただく相談です。この記事では、業務改善を棚卸し→ボトルネック特定→優先順位→小さく試す→数値で検証の5ステップに分解し、途中でつまずかない進め方を解説します。

AIアシスタントとともに業務を進める会計事務所スタッフのイメージ

税理士事務所の業務改善とは(効率化との違い)

税理士事務所の業務改善とは、資料回収・記帳・チェック・報告といった業務の流れそのものを見直し、AIや仕組みを前提に作り直すことです。個々の作業を速くする「業務効率化」の一段上にある取り組みで、BPR(業務プロセス再設計)とも呼ばれます。

ツールを1つ導入して特定の作業を短縮するのが効率化、「督促→回収→記帳→チェック→報告」という月次の流れ全体を再設計して転記や二重管理をなくすのが業務改善です。具体的な効率化手段は「税理士事務所の業務効率化7選」にまとめています。

業務改善の進め方5ステップ

STEP1:業務の棚卸しと時間の見える化

まず1〜2週間、所内の業務を「何に・誰が・どれくらい時間を使っているか」で書き出します。厳密な計測でなくて構いません。「資料の督促に1日30分」「仕訳入力に1顧問先あたり2時間」のような粒度で十分です。

💡 棚卸しのコツ:「毎月くり返すか」「判断が要るか」の2軸で分類します。毎月くり返す×判断が要らない業務が、自動化の第一候補です。

STEP2:ボトルネックを特定する

月次が遅れる原因を一つ挙げるとすれば、多くの事務所で「資料が集まらないこと」です。記帳が遅いように見えて、実は着手が遅い——つまり回収がボトルネック、というケースがよくあります。時間の合計だけでなく、後工程を待たせている業務はどれかという視点で見てください。

STEP3:優先順位をつける(効果×着手しやすさ)

象限方針
効果大×着手しやすい資料回収の自動催促、問い合わせの一次対応最初にやる
効果大×難しい記帳フロー全体の再設計試験導入の後に本丸として
効果小×着手しやすいメールテンプレ整備など合間に進める
効果小×難しい会計ソフトの全面入れ替え原則やらない

STEP4:小さく試す(POC=試験導入)

選んだ1〜2業務を、一部の顧問先だけ・1ヶ月だけの範囲で試します。ここで大事なのは、試す前に「何の数字がどうなったら成功か」を決めておくことです。例:資料回収率、督促にかけた時間、記帳の着手日、月次報告の提出日。

STEP5:数値で検証し、続ける範囲を決める

試験導入の結果を数字で確認し、効果のあった業務だけ本格導入します。効果が出なかったものはやめる、で構いません。導入後も文面や精度のチューニングを続けることで、現場に定着していきます。

よくある失敗3つと対策

よくある質問

税理士事務所の業務改善と業務効率化はどう違いますか?
効率化は「いまの作業を速く・楽にする」こと、業務改善(BPR)は「業務の流れそのものを見直して作り直す」ことです。ツールを1つ入れるのが効率化、月次の流れをAI前提で再設計するのが業務改善です。
どのくらいの期間で効果が出ますか?
資料回収の自動催促や問い合わせの一次対応は、導入した月から時間削減を体感しやすい領域です。まず1ヶ月程度の試験導入で数値を確認する進め方が安全です(効果は事務所の状況により異なります)。
小規模な事務所でもできますか?
できます。少人数に業務が集中している事務所ほど、定型業務をAIに引き継いだときの効果は相対的に大きくなります。負担の大きい1業務から小さく始めてください。
業務の棚卸しから、一緒にやりませんか?

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